Welcome Guest 
メインメニュー
サイト内検索
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録

心―宇宙で一番広く澄んでいる  桐山健一

  • このフォーラムに新しいトピックを立てることはできません
  • このフォーラムではゲスト投稿が禁止されています
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015-8-23 11:09 | 最終変更
nbg-toukou  長老   投稿数: 296
     心―宇宙で一番広く澄んでいる
                                作 桐山健一


人は生まれた時、宇宙で一番広く澄んでいる心を持っている。
 こころは肉体に対して大鏡の位置にある。漱石先生は『こころ』で、私たちに一つの大きな問題を呈示する。
それは現代社会に生きている私たちは、互いの利害関係が複雑に混じり合って諸問題を生じる。これらの問題の根源は私たち自身が加害者でもあり、被害者でもあるという淋しい現実である。

 現代人は平凡な日常生活の中で、日々激しい生存競争に骨身を削っている。その間私たちの心は、周囲の人にどのくらい深い傷を与えていることか、また同じような深い傷を受けていることか。漱石先生は人間存在の不条理、原罪ともいえる心を、読む人の人生観に応じて考えさせている。

 心を配る、心を悩ますという全く正反対の二つのフレーズがある。生存競争で骨身を削る人間は、心を配ることはおろそかであるが、心を悩ますことは多い。積み重ねた人間の智慧は、このため憲法を作った。憲法は、必要悪に心を悩ます問題を公正に解決してくれる。

 今、己の利益のために、詭弁を使いこの憲法までも反故にしょうとする人間がいることは、恐ろしい。



推奨数:2 平均点:10.00

  条件検索へ


XOOPS Cube PROJECT