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先生方の作品集

夢占い師・紫夢女(しむじょ)」

作 花見 正樹

 この物語りは霊亀(れいき)元年(716)、備中の国下道郡(しもつけみちこおり・現・倉敷市真備町)から始まる。
 この地に、夢占いで「よく当たる!」と評判の美人占い師がいた。黒髪長く黒い瞳の眼元涼しげな麗人で、どのような難しい夢でも即座に説き占う霊妙な力を身につけていた。
 紫の衣と紫頭巾が似合うところから人々はいつしか、親しみを込めて紫夢女(しむじょ)と呼んでいた。
 夢解きの占い師・紫夢女の草庵は、下野屋敷の敷地内の竹林に囲まれた一画にあり、終日、雀のさえずりが絶えない。
 紫夢女は依頼人の気を乱さぬように瞑目して話を聞き、話が終わると瞬時に夢を占い、それがことごとく的中した。
 そのよき評判は風に乗って遠く京の都にもなり響き、噂を聞いて馬、駕籠、徒歩で遠くからも人々は馳せて来る。世間では、夢のお告げによって「座敷の床下から砂金入りの壺が出た」「臨時の収入があった」「赤子が授かった」「縁談が纏まった」「役人になれた」、と数限りない紫夢女の託宣による結果が飛び通っている。

 それらの評判がさらに噂を呼び、人々は争って夢占いの紫夢女の許に殺到する。
 誰もが夢を見るやいなや寝ぼけ眼のまま暁の露道を馳せ来るのだが、夢を記憶している者は20人に1人もいない。所詮は、枕から頭を離した途端に忘れるのが夢だから、半日以上も覚えているなど本来が無理な話なのだ。例え、元夢と異なっても夢を思い出せた者は幸せだが、儚く消えるのが夢だからこれも仕方がないことだ。
 まだ夜が明けきれぬ黎明、一番鶏が啼く頃には順番取りの争いが庭先で起っていて、しばしば殴り合いで怪我人も出る始末。しかも、場所取り争いで興奮した者の殆どの頭から夢は消え、彼らはすごすごと家路につくことになる。
 問題はまだある。ようやく順が巡り紫夢女の前に座っても、澄んだ黒い瞳で見詰められると頭が真っ白になって夢どころではなくなる。これでも満足して通う男がいるのだから呆れる。ともあれ、これで実際に占って貰える幸運な善男善女はせいぜい日に7、8人で丁度いい。

 紫夢女の出自は明らかではないが、京都二条藤原北家(ほっけ)の出との噂もある。
 ならば、娘の父君の名は藤原の不比等の息子四兄弟でも逸材の誉れ高い次男の藤原房前(ふささき)か? 長屋王や兄の武智麻呂らと出世争いに明け暮れる多忙な日々で、房前様は娘の世話どころではなかったはずだ。
 その房前の北家には、正妻の子ではないが京で1、2を争う名実共に才媛で美貌の桔梗という娘がいた。しかし、天下に鳴り響く藤原家の才女が、数ある縁談を断り続けたのだから妙に謎めいた話で、身体的に欠陥があるのではないかとの噂が出るのも無理はない。それが何年か過ぎると、男嫌いの噂が定着して縁談も遠のき、いつしか世間からも忘れられてゆく。
 その後、娘は歌会や花見の宴からも遠のき屋敷の外に姿を現さなくなって、いつか話題にも上らなくなっていた。

 時を経て、京から遠く離れた備中下野の郡司(こおりつかさ)下野圀勝(しもつみちのくにかつ)の元に、絶世の美女が京のやんごとなき家より預けられたことが知られ、あちこちで話題になり始めた。しかも、その女人が郡司の屋敷内に庵を構えて住み、余技の夢占いを始めたのだから、これで評判にならないはずがない。婚期を逸したとはいえ、歌を詠み書もよくする妙齢なる美女の一人暮らし・・・これで物騒なことを考えない男はいない。
 当然ながら夜陰に乗じて庭に入り込み、雨戸を外して庵に忍びこむ不逞の輩が後を絶たないのも男なら頷ける。
 ただ、霊力を秘めた紫夢女は眠りながらもそれを察知し、無意識に枕元の紐を強く引くのを常とした。
 すると壁から天井、屋根裏から竹林に通じた紐は母屋隣りの警備棟に通じ、そこで寝ている郡司の息子の足首を引く。
 郡司には3人の子がいた。男は一人で名はマキビ(真吉備)で21歳、武と馬術に優れた偉丈夫で、姉のイズミ、妹のユリは両親と母屋に住んでいる。紫夢女の夢占いの見料の収納も、受付けと警護を兼ねたマキビの仕事だった。
 そのマキビが武具を持って庵に駆けつけ、不埒な賊を殴り倒して縛り上げ、夜が明けて下役人に引き渡すのも日課の一つになっている。だが、困ったことに賊の殆どがマキビと顔なじみの村人だったから、実際には何がしかの賄賂を貰って見逃すことになる。
 なかには、父の片腕として行政を取り仕切る高官までいて、彼らは終生マキビには頭が上がらなくなる。しかも、忍びこむのが5回目という好色な男もいて、他の男達の5倍もマキビに殴られたことになる。まったく懲りない奴がいるものだ、と、マキビは自分の胸にも手を当てて自問自答し、密かに自分を恥じた。

 実のところ、マキビも言い寄って抱きついたまではよかったが、情欲に負けて油断したのが不味かった。一瞬の間に紫夢女の正拳で脇腹を突かれて息が詰まって昏倒し失神した。あわてた紫夢女が、マキビの背後から膝を当てて両手で両肩を引くとマキビは甦って息を吐いた。マキビは、恐ろしい妖怪でも見るように紫夢女を見た。だが、目の前の紫夢女の顔は優しく、「咄嗟に出た行為で」と詫び、潤んだ目でマキビを見つめ「時期が来たら」と、謎めいた言葉が上下とも厚みのある桃花口の愛らしい唇から洩れ聞えた。その後の紫夢女の態度は今までと全く同じでマキビにも温かく接している。
 ともあれ、紫夢女の得た夢占いの代金と、マキビが稼ぐ賄賂とを合算するとかなりの額になる。
それを村の困窮した村人に配るから村人は喜んで感謝し、紫夢女のやわ肌を狙って夜這いする男達もまた村に貢献したことになる。妙な話だが辻つまは合う。
 
 ある日、家族集まっての夕餉の後、当主の圀勝が茶を啜りながら軽い口調で紫夢女に問うた。
「桔梗どの、今まで数ある良縁を断ってきた理由を聞かせては下さらんかな?」
 マキビや姉妹、その母の八重(奈良の豪族八木氏の出)、板の間の下男下女までが興味深々の表情で紫夢女を見つめた。
 紫夢女は、困惑した表情で暫くためらったが意を決したように口を開いた。
「夢は語るなかれ、と申しますが他ならぬお舘さまの思し召しゆえ申し上げます」
「かたじけない」
「ある夜、夢枕に矛先に鷲を据えた帝が現われ、西国の地にそなたを必要とする若者が待っておる、と仰せられました」
「ほう、そのために縁談を退けてきたのか?」
「はい。その通りにございます。そして、ようやくこの地この家を探し当てたのでございます」
「して、その若者とは巡り合えたのかな?」 
「ここから先は一切申し上げられませぬ」
「何故じゃ?」
「わたしの霊力が失せるのは良しとしても、まだ機が熟しておらぬのでございます」
 それ以上は何を聞いても紫夢女は詫びて答えず、この話はそれ以降、下野家では誰も口にしない。

 春、備中下道の里にも桜や桃など花の咲き誇る季節がやってきた。
 まだ正午を過ぎたばかりで、紫夢女とマキビは頂き物の和菓子と緑茶で談笑していた。
 近在の人達の夢占いの賑わいも終え、謝礼の菜や穀物をマキビが片付けていると、紫夢女が茶を淹れるのを常とした。
 夢解きは朝から午の刻(午前11時〜午後1時)までが旬、昼中を過ぎては夢も萎んでしまうからだ。
 その時、彼方の森を抜けた畑中の道の方角から人声が聞えてきた。
 見ると、金銀緞子で飾った馬に揺られて華美な身なりの貴族らしき若者が、数人の家来衆を引き連れて高声に笑いざわめきながらやって来るのが見える。日頃、郡司である父君より高位の貴人とは目通りしたことのないマキヒ゛にも、一目で高位の者と分かるということは、身なりから見ても国司(くにつかさ)か都の地位ある高家か公卿衆に間違いない。
 供侍の若者が、迎え出たマキビに告げた。
「故あって名も委細も言えぬが、主君の若君の夢を占って頂きたい」
 そこで、この日の夢診断は終えたことを話したが、それで引き下がる相手ではない。
 紫夢女に話すと「お待ち申しておりました」と、あっさり承諾し、自分から身分高き若者を庵
に招じ入れた。
(なるほど、これで合点がいく)
 紫夢女が若い日に夢でみたお告げの待ち人が、やっと現われたことをマキビは知った。
 それにしても、自分は何とお目出度い男だったか。もしかしたら、と思い続けて来た愚をマキビは恥じた。
 夢占いには、確たる仕来たりがある。
 他の人に聞かせまじきこと・・・これは、紫夢女から聞いた心得で、マキビは今までそれだけは順守してきた。
 だが、紫夢女が自ら禁を破ったのだ。
 若君と称する男を招き入れる前に、マキビに近寄って耳元で囁いた。
「話をお聞き届けなされ」
 家来衆には母屋の縁を提供して濁り酒と茶菓で接待するよう家人に告げ、マキビは庵の裏に回って身を潜めた。
 そこだけが庭からも母屋からも死角になっていて誰にも気づかれる心配はない。

 二人の声は、庵の裏に身を張りつけたマキビに一言一句、誤らずに伝わってくる。
 その主なる会話を要約すると、次のようになる。男はこの備中の国司(くにつかさ)の嫡子で
太郎と名乗った。
「我れは近く病床の父の後を継ぎ国司を勤めることに相成り申した。大化のご一新以降、父はこの国に足を運ばず、都に座して郡司任せの下知で政りごとを進めてきたが、我れが後を継いだらそのようにはせぬ。この国に常任して郡司と力を合わせて働くつもりだが、それが吉と出るか凶と出るか思案に暮れておる。そんな折に三日続けて同じ夢を見た。以前から、この郡司屋敷に優れた女夢占い師あり、と伝え聞いていた故、迷わず参上いたした次第。なにとぞ、よき夢解きを願い申す」
「かしこまりました。かしこくも天なる神々のお力もありて正しき占いの道に通じまする。いざ、お話しなされ」
 国司の太郎と名乗った若者が、少し声を潜めて語り出した。
「夢では、陽光輝く空碧き実りの秋、稲穂が垂れて繁茂せる棚田に、みめ麗わしき女人が立ち働いて稲刈る姿あり、そこから振り向けば場面は一転、白帆を掲げた大船が大海原を疾走する姿を見る。その行く先を大声で問うが誰も応えず、行方はついぞ知ることなく目覚め申した。これら輝く陽光の下にある棚田とそこから見た大海と帆船、この同時に現われた二つの夢をどう繋ぐか?
 全く同じこの夢を三日も続けて見るとは、いかなる変事が吉兆か? よき謎解きをお頼み申す」
 紫夢女が、しばし瞑目した気配があり、おもむろに託宣が出た。
「出ました。天の声として謹んでお聞きなされませ」
 その声は凛として爽やか、一点の曇りもない。
「そなたが見し夢を占断し、吉と申し上げます。天高く陽が昇り、実りと収獲、田に作物の繁茂せるに加えて、花くれないに燃ゆるがごとき麗わしき女人見ゆるとあれば、聖人の恵みと為政者の天徳をあらわす象、すなわち{火天大有}の卦とみて間違いなし。運気盛大なるもいたずらに前進するのみにあらず、公明正大の心を持ち上下共に和して天徳善導の道を進めて民に接してゆかば政りごとも危ふからず、大臣にもなるべき大運に違いませぬ」
「まさか?」
「まことにめでたき夢なれば、心して人に語ることなきようになされませ」
「なぜじゃ?」
「よき夢は、占い師以外に知られると、その瞬間から効力が相手に移ります」
「大臣などと、愚にもつかぬことを」
「信じる信じないは、ご自由に」
 大臣と国司では天と地ほどの差がある。国司の太郎にとっては、にわかに信じ難い話に違いない。
 太郎が疑わし気に問うた。
「されば、それに続く帆船と大海の象意は?」
「地から大きな水眺めるは{地水師}で、願い事は激しき戦いの後に得られるます。しかも、行く先知れずは未知の国に通じますので、海の彼方の唐の国やも知れませぬ。そなた様が大海を渡る勇気があらば吉兆、渡らねば凶にございます」
「なんと怪しげな夢占いなり。さすれば先ほどまでの吉卦はなんと見る?」
「易の吉凶は表裏一体紙一重、吉は凶に転じることあり、その逆もあります。この夢は大海を渉ってこそ吉となる卦です」
「我は海は好かん。噂を信じて遠路はるばる辿りついたに{海を渉れ}だと? 呆れてものも言えん」
「では、そなたさまは、わたしの夢占いを信じないとおっしゃいまするか?」
「当たり前だ。先刻までは信じておったが、今は口から出まかせと知ったわ」
「しからば、この夢、お引き取りさせて頂きとうございまする」
「引き取る? どういうことだ?」
「この夢を買わせたい者がおります」
「夢を買う? その者はどこに?」
「少々、お待ちくださいませ」
 すぐ外に出て裏に回った紫夢女が、マキビの前に現われて小声で囁いた。
「マキビ殿、この夢買いましょう」
「夢が買えるのか?」
「本来はいけませんが今は別です。わたし達で蓄えた金銀を全部お持ちください」
「有り金、全部か?」
「これが長い年月、待ち望んだ夢なのです」
「やはり、そなたが待ったのは、あの男だったのか?」
「あの男? わたしが夢に見たお人はあなた、マキビ様です!」
 ふと顔を赤らめた紫夢女は、きびすを返して庵に戻った。

 国司の太郎を名乗る男は、袋一杯の金銀の粒を従者に持たせて極めてご機嫌で帰って行った。
 紫夢女には持参した絹布5反、マキビには剣一振りを謝礼として与えたから差し引きは五分五分になる。
 他愛ない夢が大金に化けただけでも縁起がいい・・・従者にも分け前を弾むと約束したから全員が小躍りして喜んだ。
 雲ひとつない青空の下、桜咲く畑中の道を行く太郎一行の高笑いがどこまでも続いていた。
 紫夢女が珍しくいい笑顔をマキビに見せて顔を寄せた。
「これでマキビ様には、天下晴れて活躍の舞台が用意されます」
「まるで意味が分からん」
「近いうちに都から呼び出されます」
「それで?」
「階段を昇るが如く出世なされます」
「まさか?」
「それは、ただの階段でして、目的ははるか遠く海の彼方、そこからが本舞台です」
「それでは、まるで太郎殿の夢じゃないか?」
「その夢をマキビ様が実現してゆくのです」
「ならば、今までのわしの夢も叶うのか?」
「はい。お望みでしたら」
「いいのか?」
「もう、わたしの方からは突いたりしませんので」
 意味あり気に顔を寄せて囁いた紫夢女が、柔かい指をマキビの手に絡ませて懐中に引き入れ、顔が重なった。
 思わずマキビが紫夢女の身体を抱き寄せると、そのまま密着して畳上の敷物の上に倒れ、足が交差する。
 快い香りがマキビの鼻孔をくすぐり徐々に理性を奪ってゆき、動物の本能を呼び起こした。
「お待たせしました」
 紫夢女の囁きもそこまでで、後は熱い喘ぎと躍動が二人の長かった愛を高めてゆく。
 幾度かの歓喜の嬌声が静かな庵に響いたが、もう誰に遠慮することもない。
 むしろ遅きに失した感がある。二歳ほど紫夢女が年上だが、その仲は誰もが認めている。
 二人の愛の饗宴は、家人が夕餉の案内で呼びに来ても気付かないほどの熱さと歓喜の声で続い
た。

 霊亀二年(717)の夏、都に呼び出された下野の真吉備改め吉備真備(きびのまきび)は、留学生に選ばれ遣唐使に従って唐の国に渡ることになった。これはまさしく紫夢女の預言通り、いや、国司の太郎の夢の通りだった。
 愛する女人との別れは辛いが、「それが定め」と紫夢女に背中を押されて真備は京に旅立った。
 真備は、言葉や習慣、船に対する知識などを学び、元号が変わった養老元年(717)に阿倍仲麻呂、玄?らと共に荒れた大海原を、帆を張った大型の唐船に乗って異国に渡った。
 真備は儒学、天文学、音楽、兵学などあらゆる学問をむさぼり学び、その鬼気迫る向学心は唐の帝の心も捉えた。帝に信任された真備の行動は全く自由になって、唐に学ぶこと19年の天平7年(735)、多くの典籍を携えて帰朝した。
 帰路では種子島に漂着するが、無事に都に戻って凱旋の宴で歓待され、帝からもねぎらいの言葉を賜っている。
 当然ながら真備は真っ先に実家に早馬を出して紫夢女の消息を尋ねた。だが、その行方は家人の誰もが知らぬという。
 紫夢女は、真備が難波の港から唐に向かう船を見送りに行き、そのまま消息を絶った、と母からの文にある。
 真備の持ち帰った130巻余の書物の中には、占いの「気学九星術」の原点となる諸葛孔明の奇門遁甲、孫子の兵法など貴重なものばかりがいっぱいで、正しく日本国にとって宝の山といえるものばかりだった。
 帰朝後は、聖武天皇にも信任され、天平9年(737)に従五位に列せられ、異例の出世を果たした。
 さらに、真備は、挫折も含む迂余曲折の末に、天皇に近い右大臣という最高の地位にまで登り詰めたのである。
 その真備は、ことあるごとに紫夢女への想いを周囲に語ったが、夢のことは一切誰にも語ることはなかった。
 真備は生涯を賭けて紫夢女の姿を探し求めたが、ついに願いは叶わず病の床に臥せ「しむ」と呟いて逝ったという。

 宇治拾遺物語説話165「夢買人事」末尾に曰く。
「されば夢とることは、げにかしこきことなり。かの夢とられたりし備中守の子は、司(つかさ)もなきものにて止みにけり。夢をとられざらましかば、大臣までも成なまし。されば、夢を人に聞かすまじきなり、といい伝えける」 
 よき人、よき夢こそ大切にすべし・・・ 了


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