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先生方の作品集

かくかくしかじか

高橋禮子

 頂きに立てるか否か決めるのは登り始めの三十分なり

 登山歴浅い私を拒まない山は誰にも公平にして

 四次元の世界を歩いている気分山は昔も今も山なり

 ジョバンニとカムパネルラの二役を演じてしまう山歩きつつ

 奥穂への一歩一歩は確かなる若さのしるしか太陽近し
 
 おいつくと問われたったの七十と答える声聞く奥穂への道

 雪渓の雪のうまさよ牧水の酒のごとくに詠みたかりけり

 山男めざす高校二年生語りかけてくる星空の下

 涸沢の夜気に立ち入る三人が同時に叫ぶあっ流れ星

 標高は三一九〇奥穂高頂に立てば槍も友なり 

 穂高への恋ゆえ公言憚らずついに踏み入る三一九〇

 頂上に立つ瞬間の感動は言葉にならず歌にも詠めず

 奥穂高登りて思う熟年はかくかくしかじか歩みきたもの

 頂に立てば次なる山めざすそんな習性わたしにもあり

 高い所に立ちて見下ろす快感を覚えてしまった夏山体験



XOOPS Cube PROJECT